VOC@LOID M@STERに行ってきました

自分が到着したのは12:00ちょいすぎだったんですが、その頃にはもうすげぇ列が出来てて、しかもパンフ全部売り切れてフリー入場になってたりしましたがw

確か前回はかなり小さい規模のスペースだったと聞いてたんで、ちょっと舐めて掛かってたら物凄い人数がいてビビりまくり。PIOの半分が全部来場者で埋まってるといっても過言ではなく、それどころか人気サークル(デPとかコゲどんぼ先生のところとか)の列が屋外にはみ出して並んでるぐらい。なんかもう本格的にボーカロイドという文化が浸透してきたんですねぇ。

今回探すメインは「デッドボールP」さんのCDと、creazumaさんのCD、コゲどんぼ先生の同人誌でしたが、なんとかデPさんのCDとどんぼ先生の同人誌はゲットできてよかったです。特にデPさんのCDは、自分が購入した20分後にはもう売り切れの告知が出てて、会場到着すぐにデPの列に並んで買えたのはラッキーだったです。そのときですら軽く200人ぐらいは並んでいたので、自分の番の時にちゃんとCDを買えて(在庫が残ってて)良かったです。creazmuaさんのCDはギリギリゲットできず・・・。

あとは、ボーカロイド使ってオリジナル楽曲を販売されているサークルさんの所をいくつか回って、視聴させて頂いて、購入を繰り返し。会場のお祭り雰囲気バイアス効果もあるかもしれないけれど、それを差っぴいて考えても非常にレベルの高い、いい感じの曲を販売されているサークルさんが多く、しかも一枚100円か500円という価格だったので、安心して購入できますね。

お金を出しているから言うわけじゃないけど、なんというかニコニコで聞くのも良いけど、作者の人から直接手渡しで曲を買うというのは充実感があっていいですね。高々数百円のお金だけど、なんというか「応援した気分になれる」感がいいです。その中でも、フランス人っぽい(偏見)外国人の方が売っていたCDが大変いい感じでしかも比較的安価で提供されていたので楽しみです。日本語もえらい流暢でしたし、ボーカロイドというソフトは「外国人の人でも日本語の歌で女の子のボーカルを思う存分使える」という利点があるんだなぁと今更ながら感心しまくり。

VOCALOIDが導くアマチュア音楽の未来

今日のVOC@LOID M@STERに行ってて思ったのだけれど、初音ミク」というボーカルソフト一本で「音楽系同人」の世界が本当に変わったんではないでしょうか。音楽系同人の人全部が全部ボーカロイドを使っているわけではないのでしょうが、プロの商業音楽ではなく、マチュアを含む音楽作家が「自分が表現したい音楽」を売り、リスナーがお金を払って買う、そういう流れが少しずつ出来ているような気がします。

勿論ミク目当ての人も多いでしょうし、「ミクが歌ってないなら要らない」という人も少なくないのでしょうが、それでも「多くの人を集める」動機としては十分以上の起爆剤になっている気がします。ミクの購買層がそのままの規模で同人音楽の支持層にスライドするとは思わないけれど、それでもミクという存在をきっかけに同人音楽を支える層に移行する人は少なからずいるのではないでしょうか。

ピアニート侯爵もそうだけど、もっとそういう「アマチュア楽家」に優しい国になるといいな。プロとして食べていくために音楽をやるんじゃなくて、かつて音楽をかじっていたり、今現在音楽をたしなんでいる人が気軽に音楽演奏を楽しみ、音楽を聞く人もまったりとした気分で聞けるような、そんな環境ができるといいなぁと思いました。